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生物素材科学研究室では,生物や生物を取り巻く自然のなかから新たな研究対象
を抽出し,詳細な実験観察や数理モデリング,数値シミュレーションなどを用いて
メカニズムの解明に取り組んでいます.
また,メカニズムの理解を足掛かりにして,バイオマス素材を利活用するための
研究も行っています.
いま興味を持っているテーマをいくつか挙げます.
植物の根の力学,輸送,および,土壌を介した物理的・化学的相互作用
植物組織の力学的性質,および,その制御・成型加工
バイオマス由来繊維を用いた複合材料の開発
メカニカルメタマテリアルの巨大変形力学,および,バイオマス素材への応用
粉体のレオロジーと土壌-植生相互作用・地すべり・地震(通常の地震,スロー地震)への展開
高分子ゲルを用いた海溝型巨大地震のメカニズム解明
粘着剤の巨大変形,および,剥離過程の多階層動力学
非高分子・メタサーフェス粘着剤の開発
一見すると広範囲で互いに無関係なテーマを扱っていそうですが,
実験・モデリング・シミュレーションをバランスよく採り入れ,問題の
提案から解決までを一通り実践する”自作自演型”,”地産地消型”
のアプローチを行っていることや,広い意味で生物に関連したテーマ
であることは,おそらく共通していると思います.
また,流行りのテーマに乗っかって最先端に追従するのではなく,
誰も注目していない,身のまわりの泥臭い問題に対してできるだけ
素朴な問題設定を行い,エレガントな解を提示することで,
その研究対象に新たな価値を見出したいと思っています.
熱意をもった学生さん・研究員を広く求めています.専門外の方も大歓迎です
(教員の一人である山口は,物理学を主な専門とする研究者で,植物学,林産学は
門外漢です).詳細に関しては,山口(yamaguchi-tetsuo_at_g.ecc.u-tokyo.ac.jp)
までお気軽にお問い合わせください.
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