ホーム > 担当教員の研究最前線(横山 朝哉)
植物バイオマスを利用する際には、様々な化学的処理によって、これらを使いやすい状態に変換するのが一般的です。私たちは、これらの化学的処理過程における多糖類等のバイオマス構成成分の化学反応を、分子(単量体)レベルで機構的に詳しく解析しています。化学的処理の具体例としては、木質植物からの製紙用パルプ製造過程や、グルコース等の単糖類調製過程等があります。化学反応機構を解明すると、これらの化学的処理を自在に制御することができ、高効率化や高速化等が可能となります。このように私たちは、基礎的な研究を進めることによって、植物バイオマス利用の推進に貢献することを、大きな目標としています。 詳しくはこちら(研究室ホームぺージ)。
- 化学修飾リグニンは、植物根成長阻害物質を除く
- リグニン立体構造の解析にはモデル化合物の合成が不可欠
- パルプ表面の原子間力顕微鏡像
- 糖類の酸加水分解機構の研究には100年以上の歴史がありますが、私たちは臭化物イオンと塩化物イオンがこの反応へ直接関与し、アルコールの脱離をアシストすることを世界で初めて示唆しました。
- 専 門: 木材化学・有機反応化学
担当授業: 植物バイオマス化学ほか
趣 昧: ジョギング・サッカー
水泳