ホーム > 生物素材化学専修とは
エネルギー・資源問題や環境問題を解決していくには、バイオマスをより高度に利用していくことが重要です。生物素材化学専修では、光合成によって太陽エネルギーが蓄積されたバイオマス資源を有効利用するための基礎および応用研究を推進しています。
本専修の教育は、主として大学院農学生命科学研究科生物材料科学専攻に所属する教員によって行われます。植物・動物・微生物などが生産する糖質やポリフェノール成分、バイオポリエステル、タンパク質など「生物素材」の構造・物性・機能の基礎について、生化学・有機化学・高分子科学などの講義を通して学習します。またこれら講義をより深く理解するために、実験・実習・演習が用意されています。
卒業研究では、バイオマスの種類や基本的性質の理解、バイオマスを多目的に利用するための新しい変換プロセス技術の開発、石油からでは作れない新しいバイオベースマテリアルの創製、それらの効率的生産を展開するための基礎科学および応用技術の研究などから、それぞれテーマを選んで行います。
バイオテクノロジー(生物工学)・グリーンケミストリー(環境に優しい応用化学)・マテリアルエンジニアリング(材料工学)を組み合わせて教育・研究を進めています。それぞれの専門の奥深い知識に加え、幅広い社会の要求に答えられるタフな若き研究者の育成も目指しています。