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関連専攻における大学院生の研究

各研究室における卒業論文作成のための研究

木材化学研究室(教員:松本・横山)

二酸化マンガンによるリグニンモデル化合物の酸化反応

リグニンの酸化反応は、生合成や生分解過程だけでなく漂白等の工業的過程でも用いられ、非常に重要です。二酸化マンガンは、酸性下では 酸化剤として働き、その還元型であるMn2+は塩基性下では酸素によって二酸化マンガンに再酸化されることから、両利用可能な酸化剤として期待されます。私は、酸性下での二酸化マンガンによるリグニンの酸化反応を解析し、再利用可能で簡便な酸化反応系の確立を目的として、研究に取り 組んでいます。

秋穂 知


森林化学研究室(教員:鮫島・五十嵐)

Eucalyptus salignaが生産するフェノール性成分に関する研究

ユーカリは成長が早く、パルプや材として世界中で利用されている樹木であり、700以上の種があると言われています。さらにユーカリは、抽出成分を非常に多く含むことでも知られています。私の研究では、抽出成分の中でもフェノール性成分に着目し、日本国内で材として利用が検討されている種のユー力リの葉について分析を行っています。葉に含まれる有用な成分を見出すことで、実際に材として利用する際、不要になるはずの葉を資源として活用することを目指し研究に取り組んでいます。

稲垣 怜那


高分子材料学研究室(教員:岩田・竹村)

フェルラ酸をベースとした高耐熱性プラスチック材料の開発

現在、石油ではなく、再生産可能なパイオマスを原料として、高性能な プラスチックの開発が望まれています。フェルラ酸は米ぬかなどに豊富に含まれる芳香族ヒドロキシ酸の一種で、高耐熱性プラスチックの原料としての利用が期待されています。私は、フェルラ酸を他の脂肪族ヒドロキシ酸と共重合することで、成型性や耐熱性に優れたプラスチックの創製を試みています。私の研究をきっかけに、廃棄物である米ぬかが有効に利用されることを期待して研究に取り組んでいます。

猪野 光太郎


製紙料学研究室(教員:磯貝・斎藤)

セルロースを由来とするナノカーボンエアロゲルの調製と特性解析

木材セルロースの触媒酸化反応により得られる、帽約3nmと超極細のセルロースナノファイパーは、新規パイオ系ナノ材料として注目されている材料です。当研究室では、このセルロースナノファイパーから高空隙率、大比表面積、透明性を兼ねたエアロゲルを調製することに成功しました。私は、このエアロゲルを炭素化することにより大比表面積の炭素材料に変換する研究をしています。この炭素材料は今までにない構造を有しており、新規パイオ系電子材料等として活用できる可能性があります。卒業論文研究では、新しい分野について諸先生、諸先輩方々から多くのことを学びつつ、やりがいのある研究をすることができました。

安井 皓章


そして学位記の授与式を迎えます